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リーガルチェック(法務確認)の費用相場は?

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リーガルチェックとは、契約書の内容が正確かつ妥当なものであるかどうかを法的な観点から確認することであり、法務確認ともいいます。

契約前にリーガルチェックをしっかりと受けておくことで、思わぬトラブルや損害の発生を回避できますが、費用も気になることでしょう。

そこで今回は、リーガルチェックの費用相場についてご説明します。

1.リーガルチェック(法務確認)の依頼先

リーガルチェックの依頼先は、法律の専門家または社内の法務部のどちらかとなります。

(1)弁護士
最も信頼できる依頼先は、法律の専門家である弁護士です。なぜなら、弁護士は法律の専門家の中でも最も幅広い分野の法令に精通しているからです。

ただし、弁護士にリーガルチェックを依頼するためには相応の費用がかかります。

(2)司法書士・行政書士
司法書士や行政書士も、リーガルチェックの依頼を受け付けていることがあります。

ただし、一概にはいえませんが、一般的には弁護士に依頼する方が精度の高いリーガルチェックが期待できるといえるでしょう。
依頼費用については、弁護士よりも司法書士・行政書士の方がやや低い傾向にありますが、さほどの違いはありません。

(3)社内の法務部(法務担当者)
社内に法務部がある場合は法務部でのリーガルチェックが可能ですが、万全を期すためには弁護士による最終チェックを受ける方が望ましいといえます。

法務部がない場合は専門の担当者を置くことが考えられますが、知識や経験が豊富な担当者を置くためには、相応の人件費がかかるでしょう。

2.リーガルチェック(法務確認)の弁護士費用の相場

リーガルチェックを弁護士に依頼する場合の費用は事務所によって異なりますが、単発で依頼するのか、顧問弁護士に依頼するのかによっても異なります。

(1)単発で依頼する場合
単発で依頼する場合の弁護士費用は、1件につき5~15万円程度が相場です。
シンプルな契約内容で、契約条項も定型的なものであれば、5万円以内のことが多いようです。簡易的な覚書や協議書等であれば、1~2万円で済むこともあります。

しかし、複雑な内容の契約で、契約条項が定型的なものでなく、枚数も多い場合は10~15万円程度かかることが多く、内容によってはそれ以上かかることもあります。

(2)顧問弁護士に依頼する場合
顧問弁護士と契約している場合は毎月の顧問料がかかりますが、リーガルチェックは割安で依頼できます。
顧問料の金額とリーガルチェックの割引方法は、事務所によってさまざまに異なります。最近では、顧問料の金額ごとにいくつかのプランを設ける事務所が増えています。

イメージしやすいようにプランの一例をご紹介します。すべての事務所が「無料」の通数を設定しているわけではありませんので、あくまでも一例として参考になさってください。

月額顧問料 リーガルチェックの料金
3万円 月3通まで無料。4通目以降は20%割引。
5万円 月5通まで無料。6通目以降は20%割引。
10万円 月10通まで無料。11通目以降は30%割引。

3.リーガルチェック(法務確認)を顧問弁護士に依頼するメリット

リーガルチェックの費用を抑えたいなら、顧問弁護士の利用がおすすめです。その他にも、顧問弁護士と契約することで次のようなメリットが得られます。

・いつでも気軽に依頼できる
・急ぎの案件を優先してもらえることがある
・会社の実情を把握してもらうことでリーガルチェックの精度が上がる
・リーガルチェック以外の法務相談もできる
・トラブルが発生したときも対応してもらえる

安心して企業を運営していくためには、継続的なリーガルチェックが大切です。それだけに、顧問弁護士と契約するメリットは高いといえるでしょう。

弁護士法人ONEでは、企業法務の豊富な経験に基づき質の高いリーガルチェックが可能です。

リーガルチェックのご依頼をお考えの方は、ぜひ一度、下関、宇部、周南、岩国の企業弁護士、弁護士法人ONEへお問い合わせください。ご希望に応じて、顧問弁護士の案内もいたします。

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