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ギャンブル依存症の債務整理に診断書が必要?

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ギャンブル依存症が原因で借金を作った場合、診断書があれば債務整理を有利に進めることができる可能性があります。

1.ギャンブル依存症とは

ギャンブル依存症とは、パチンコや競馬のような賭け事にのめり込み、日常生活や社会生活に支障をきたしている状態のことをいいます。

(1)依存症は脳の病気

依存症は脳の働きに異常が生じている病気であり、自分の意志ではギャンブルへの衝動を抑えることができなくなるといわれています。
そのため、借金をしてまでギャンブルをのめり込み、多額の借金を作ってしまうことがあります。

(2)診断書の発行も可能

ギャンブル依存症は精神医学上、「病的賭博」や「ギャンブル障害」と診断されます。借金を抱えている場合は、債務整理に備えて診断書を取得しましょう。

2.ギャンブルによる借金も債務整理できる?

ギャンブルで作った借金でも債務整理をすることは可能です。

(1)任意整理はできる

任意整理は、債権者と直接交渉することによって毎月の返済額を減らしてもらうことが可能な手続きです。
借金の使い途は問われないので、ギャンブルで作った借金でも任意整理をすることに支障はありません。

(2)個人再生もできる

個人再生は、裁判所の手続きを利用することで借金を大幅に減らしてもらうことが可能な手続きです。
借金の使い途は問われないので、ギャンブルで多額の借金を抱えた場合も解決可能です。

(3)自己破産は難しい

自己破産は、裁判所の手続きを利用することで借金の返済義務をすべて免除してもらうことが可能な手続きです。
ただし、ギャンブルで借金を作ったことは免責不許可事由に該当するため、原則として返済義務が免除されないという問題があります。

3.ギャンブル依存症の診断書が債務整理で役立つケース

ギャンブル依存症の診断書を取得すれば、以下のように債務整理で役立てることができます。

(1)任意整理の交渉がしやすくなる

任意整理による返済額と返済期間は、債権者との交渉によって決まります。診断書を提出して事情を説明すれば、有利な和解に応じてもらいやすくなります。

(2)自己破産で裁量免責が得やすくなる

免責不許可事由がある場合でも、事情によっては裁判所の裁量によって免責が許可されることがあります。このことを「裁量免責」といいます。
診断書を提出することにより病気であることを証明すれば、裁量免責が認められやすくなります。

4.ギャンブル依存症で借金を抱えたときにやるべきこと

ギャンブル依存症で借金を抱えたときは、早めに以下の対処をとることが重要です。

(1)適切な治療を受ける

ギャンブル依存症は病気なので、専門の医師による適切な治療を受けることにより、根本的な原因を改善することが必要です。

(2)これ以上、借金できない状況を作る

日本貸金業協会等の貸付自粛制度を利用すると、それ以上の借金はできなくなります。債務整理をすることによっても、借金できない状況を作ることができます。

(3)債務整理で借金によるストレスを軽減させる

借金の返済に追われることは大きなストレスとなります。債務整理で借金によるストレスを軽減させることにより、依存症の改善も期待できます。

5.債務整理を弁護士に依頼するメリット

債務整理を弁護士に依頼すれば、複雑な手続きをすべて任せることができるので、さらにストレスを軽減することができます。

自己破産をする場合も、弁護士から裁判所へ意見書を提出すること等により、裁量免責を受けられる可能性が高まります。

ギャンブル依存症で抱えた借金問題を解決するために、弁護士に依頼するメリットは大きいといえます。お困りの方やそのご家族の方は、ぜひ一度、下関・宇部・周南の弁護士、弁護士法人大賀綜合法律事務所へご相談ください。

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