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山口県防府市における交通事故の発生状況
例年、防府市内における交通事故の発生率は、山口県内で比較的高い状況となっています。
交通事故に遭わないように注意することが最も大切ですが、万が一、交通事故に遭ってしまったときに備えて、やるべきことを事前に知っておいた方がよいでしょう。
1.防府市内における交通事故の発生状況
防府警察署が公表したデータによると、直近5年間の防府警察署管内における交通事故の発生状況は、以下のとおりです。
| 人身事故(件数) | 人身事故(死者数) | 物損事故(件数) | |
|---|---|---|---|
| 令和2年 | 245 | 5 | 2,913 |
| 令和3年 | 243 | 0 | 2,895 |
| 令和4年 | 199 | 2 | 2,871 |
| 令和5年 | 202 | 2 | 3,128 |
| 令和6年 | 174 | 2 | 3,143 |
人身事故は減少傾向にありますが、物損事故については増加している傾向も見受けられます。
2.防府市内では交通事故の発生率が高い?
人口10万人当たりの交通事故発生件数を市別に見ると、防府市は179.2件であり、これは柳井市(235.5件)、宇部市(208.7件)、下関市(184.5件)に次いで4番目に高い数値となっています。
山口県全体で見ると172.8件であり、全国で高い方から33番目ですが、中国地方5県(岡山・広島・山口・鳥取・島根)の中では岡山県(277.2件)に次いで2番目に高い数値です。
こうしてみると、防府市内における交通事故の発生率は、決して低いとはいえないでしょう。
なお、交通死亡事故の件数については、以下のデータもご参照ください。
| 防府市内 | 山口県内 | 全国 | |
|---|---|---|---|
| 令和元年 | 4件 | 45件 | 3,215 |
| 令和2年 | 5件 | 42件 | 2,839件 |
| 令和3年 | 0件 | 34件 | 2,636件 |
| 令和4年 | 2件 | 31件 | 2,610件 |
| 令和5年 | 2件 | 35件 | 2,678件 |
3.交通事故に遭ったときにやるべきこと
万が一、交通事故に遭ってしまったら、まず警察に連絡してください。警察に連絡しておかなければ、保険会社への損害賠償請求が難しくなるおそれがあります。負傷者がいる場合には、人身事故として届け出ることも重要です。
その後は、相手方の氏名や連絡先、契約している保険会社名などを確認した上で、怪我をしている場合は速やかに病院で診察を受けてください。初診までの期間が長く空いてしまうと、治療費や慰謝料などの請求が難しくなるおそれがありますので、念のためにでも事故当日に受診することが望ましいです。
治療が必要な場合には、医師が「治癒」または「症状固定」と判断するまで治療を続けます。「症状固定」と診断された場合には、さらに後遺障害等級認定の申請手続きを行い、その結果を待って保険会社との示談交渉を始めます。
4.適正な賠償金を受け取るための注意点
示談交渉が可能な状態になると、通常は保険会社から示談案を提示されます。しかし、適正な賠償金額よりも不当に低い金額を提示されることが多いので、注意が必要です。
特に、怪我をした場合の入通院慰謝料や、後遺障害が残った場合の後遺障害慰謝料については、自賠責保険基準または任意保険基準で計算されるのが一般的ですが、弁護士基準
による適正な慰謝料額より大幅に低いことが多いです。
後遺障害が残ったケースでは、後遺障害等級認定の申請手続きを保険会社に任せていては、適正な後遺障害等級に認定されていない可能性もあります。
物損についても、車の修理代や時価評価額などを不当に低く見積もられることが少なくありません。
賠償金で損をしないためには、示談書にサインする前に一度、弁護士に相談して示談案の内容の適否を判断してもらうことをおすすめします。示談案が不当な場合には、弁護士に示談交渉を依頼することで賠償金を大幅に増額できるケースも少なくありません。
5.弁護士費用が気になる方へ
弁護士のサポートを受けるためには、相談料や依頼費用がかかります。
しかし、ご自身が契約している自動車保険に弁護士費用特約が付いている場合は、基本的に自己負担なしで弁護士のサポートを受けることが可能です。
誰しも、細心の注意を払っていても交通事故に巻き込まれる可能性はあります。防府市をはじめとして山口県内で交通事故に遭われた方は、弁護士法人ONEへお気軽にご相談ください。
当事務所では、豊富な経験に基づき適切なアドバイスを差し上げることが可能ですし、必要に応じて解決まで全面的にサポートいたします。