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【時事コラム】国際ロマンス詐欺とは?

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国際ロマンス詐欺とは、インターネット上で外国人を名乗る人物から金銭を要求され、騙し取られるという手口の詐欺のことです。

近年、国際ロマンス詐欺の被害に遭う人が急増しているので、注意が必要です。

1.国際ロマンス詐欺の手口

国際ロマンス詐欺の典型的な手口は、以下のとおりです。

(1)マッチングサイトやSNSで知り合う

まず、外国人を名乗る人物からネットを通じてメッセージが送られてきます。

マッチングサイトや出会い系サイトだけでなく、SNSからアクセスしてくることもあります。

加害者のプロフィールは、男性なら医師や経営者となっていることが多く、美男の顔写真が掲載されています。もちろん、全て架空のものです。

(2)熱烈な愛情表現をしてくる

被害者が返信すると、加害者から熱烈な愛情表現を受けます。

加害者は短期間のうちに恋愛感情を抱かせて、お金を騙し取ることを目的としています。

そのために外国人を名乗り、日本人にはできないような、大げさな愛情表現をしてくるのです。

(3)投資等に勧誘してくる

被害者が恋愛感情を抱いたところで、「2人の将来のために」といった口実で投資等に勧誘され、資金を送金するように指示されます。FXに勧誘される事例が多いです。

しかし、実際には加害者は投資などしておらず、被害者から返金を求められても、様々な口実で拒否します。

やがて連絡が取れなくなり、被害に遭ったことに気付くという寸法です。

2.国際ロマンス詐欺が急増している背景

国民生活センターの報告によると、国際ロマンス詐欺の被害に関する相談件数は、2020年から急増しています。

その背景として、SNSやマッチングサイト等の普及によりネットを通じた出会いが一般化し、その折にコロナ禍で出会いの機会が減少したこともあり、孤独を感じてネットでの出会いを求める人が増えたことが挙げられます。

そこに目を付けた詐欺師たちが、次々に犯行をはたらいているのでしょう。

3.国際ロマンス詐欺による被害を防止する方法

国際ロマンス詐欺の被害を防止するためには、以下のポイントに注意しましょう。

(1)相手のプロフィールをうのみにしない

詐欺師のネット上のプロフィールは、ほとんど全て虚偽です。画像検索で調べれば、プロフィール写真が別人のものであることが判明することもあります。

(2)実際に会う前にお金を送らない

冷静に考えれば、一度も会ったことがない相手に大金を渡すことがいかに危険であるかが分かるでしょう。会う前にお金を要求された時点で、詐欺を疑うべきです。

(3)お金を動かす前に家族等に相談する

相手に恋愛感情を抱いてしまうと、冷静に判断できなくなります。そこで、大金を送る前には家族等に相談することをおすすめします。

第三者から冷静なアドバイスを受けることで、詐欺に気付くことができるはずです。

4.国際ロマンス詐欺に遭ったときの対処法

被害に遭ってしまったときは、以下の方法で返金が受けられる可能性があります。

(1)警察に相談する

まずは、警察に相談することです。犯人が検挙された場合は、示談交渉が可能となります。

(2)振込先の銀行へ連絡する

銀行口座の不正利用が発覚すれば、振り込め詐欺救済法に基づき口座が凍結されます。

その口座に預金が入っている場合には被害金の分配を受けられますので、銀行に連絡しましょう。

5.国際ロマンス詐欺に遭ったときは迅速な対処が重要

口座凍結による被害金の分配を受けるためには、犯人がその口座から預金を引き出す前に警察と銀行に相談する必要があります。

間に合わなかった場合は、犯人との交渉や裁判が必要となるので、個人で対処することは難しいのが実情です。

国際ロマンス詐欺に遭ったと思われたときは、お早めに下関・宇部・周南の弁護士法人大賀綜合法律事務所までご相談ください。

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